本「ストーンサークルの殺人」

スケッチダイアリー

最近現代人に流行りのタイムパフォーマンス略して”タイパ”
ゆっくり読書をするより、推理小説などはまず後ろを読んで、犯人を把握してから読む人が増えているらしいですね!
そんなときはスケッチダイアリー!ネタバレ未満でイラストを見て効率よく話題の本を読むのはどうでしょうか!私的に気になったところも「言われてみれば気になるなぁ!」なんて、読むのが楽しくなるように補助線を引く感覚です。すでに読んだことがある人も”にやにや”できるような、時には独特な補助線に共感いただけたら、嬉しいです!

「ストーンサークルの殺人」 M・W・クレイヴン 2020年9月発売 

「ストーンサークルの殺人」 
M・W・クレイヴン 2020年9月発売

イギリス、カンブリア州のストーンサークルで次々と焼死体が発見された。
マスコミに「イモレーション・マン」と名付けられた犯人は死体を猟奇的に損壊しており、三番目の被害者にはなぜか、不祥事を起こして停職中のNCA(国家犯罪対策庁)の警察官「ワシントン・ポー」の名前と「5」の字が刻み付けられていた。
身に覚えのないポーは上司の判断で停職を解かれ、捜査に合流することに。
そして新たな死体が発見され……
英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作。

 出だしの猟奇的な殺人事件の場面から、いきなり引き込まれた。
 ひと癖ありそうな刑事や次々と起こる猟奇殺人、被害者達に関連性はあるのか、過去の事件も絡んで、テンポよく進む。
 少し事件の背景や内容が辛い場面があるが、主人公ポーと同僚の情報分析官の才女ティリー、地元警官で古くからの友人リードとチームをくみ謎にせまる。
 キャラクターが生き生きしており個性的で魅力的。
 ストーンサークルや英国の湖水地方の自然もミステリとしての雰囲気が抜群
です!

  

湖水地方ってこういう感じかな・・・

読書の寄り道もおすすめですよ!

羊飼いの暮らし──イギリス湖水地方の四季

読み終えてしまっても次作があるから嬉しいです。
 2作目「ブラックサマーの殺人」も読み直してから、2022年9月発売予定の3作目「キュレーターの殺人」も是非読みたいですね。

  

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主人公ポー・ワシントンが気に入ったなら!

マイクル・コナリー『鬼火(上下)』ハリー・ボッシュとレネイ・バラードのタッグもおもしろいですよ!

ボッシュが殺人事件担当の新人刑事時代にパートナーを組み、殺人事件の捜査の在り方を教えてくれた恩師である元刑事のジョン・ジャック・トンプスンが亡くなり、ボッシュは葬儀に参列する。
ジョンの妻、マーガレットは亡き夫から頼まれていたとボッシュに1冊の古い殺人調書を託す。
その内容は1990年に起きた元服役囚で麻薬中毒者の白人男性ジョン・ヒルトンがハリウッドの路地で後頭部を撃たれて死亡した未解決事件だった。
ボッシュはこの未解決事件を捜査するべく、ホームレス男性の焼死事件の現場に出向いていたレネイ・バラードに協力を求める。

もちろん、2作目もおすすめです

1作目の終わり方からして、おすすめしなくても2作目に手が伸びると思います。