- 耳もとにセミがいるような騒音がする
- 耳鳴りは加齢が原因と言われたがあきらめたくない
- 音がこもってテレビの音が聞こえづらい
- 耳鼻咽喉科に通い続けるのも大変、市販薬で治るといいな
耳鳴りにお困りの方が「結局何をすれば治るの?」と辛い思いをがまんしているケースは多いようです。
街の調剤薬局歴19年の現役薬剤師が、耳鳴りについて解説します。
耳鼻咽喉科のお隣の薬局の経験から、処方せん薬や患者様の症状のケースを日頃勉強しております。
この記事を読めば、医療機関に受診しなくても手軽にできる、本当に必要な症状緩和の方法がわかります。
薬を渡すだけではない心の通う薬剤師を目指し、薬学生の指導薬剤師を行っているマインドや経験から、耳鳴りでお困りの方が笑顔になるようまとめました。最後までお付き合いください。
耳鳴りとは
耳鳴りは周囲に音がないにもかかわらず、「キーン」という金属音や「ジージー」という不快な音が聞こえる症状です。頭を振っても耳掃除をしても鳴りやまず不快でおつらいですね。
日本人全体の10~15%に耳鳴りがあり、特に65歳以上に限ると約30%に耳鳴りがあると考えられています。
片耳だけ聞こえる場合、両耳で聞こえる場合、高音または低音で聞こえる、めまいや肩こり・頭痛を伴うものなど、さまざまな症状があります。音が聞こえづらくなる「難聴」を合併している可能性もあります。耳や体に全く異常がない健康な人にも起こる可能性もあります。
若年層でも最近はイヤホンで大音量の音楽を聴いたりすることで、軽度の耳鳴りに繋がることもあります。
耳鼻咽喉科を受診して検査を受けるのもおすすめですが、市販薬でも症状は緩和されます。
耳鳴りの一般的な診断
耳鳴りで医療機関を受診する科目は耳鼻咽喉科です。
耳鳴りは、片耳だけ聞こえる場合、両耳で聞こえる場合、高音や低音で聞こえる、めまいや肩こり、頭痛をともなうなど、さまざまな症状があります。
耳鳴りの診断は、まず問診をしてヘッドフォンのような機器をつけて感音障害が片耳か両耳か検査します。
両耳性の場合
両耳性だった場合は、①老人性②騒音性③薬剤性の3つの機能障害が考えられます。
- 老人性・・・加齢による有毛細胞の変性が原因 →症状緩和の薬物療法
- 騒音性・・・工場勤務や大音量のイヤフォンによる難聴 →自然治癒か症状緩和の薬物療法
- 薬剤性・・・結核など特殊な抗生剤や利尿剤の副作用 →処方医に相談後、該当薬剤の中止
片耳性の場合
片耳性の場合は耳のどこかで機能障害が起こっていると考えます。
耳の機能障害で耳鳴りが起こる時は、耳から振動として入ってくる音が耳の奥(内耳)で電気信号へと変換されて神経を通過して脳へと届くメカニズムのどこかで機能障害が起こると症状が現れるとされています。めまいが伴いやすい特徴があります。
- メニエール病・・・難聴やめまいを伴う →安静、ストレスを避ける
- 外リンパ瘻・・・強く鼻をかむなどでリンパ液が漏れる「ポン」と音がする→自然閉鎖
耳鳴りの治療法
耳鳴りに効果的な治療法は、原因によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。
- 薬物療法や自然治癒・・・症状緩和薬 (補助的に、睡眠導入剤や抗不安薬)
- 薬剤性耳鳴りの起因薬中止・・・アミノグリコシド系抗生物質(結核治療薬など)か利尿剤を処方医に相談後中止
耳鳴りに悩む方で極度のめまいを伴わない、併用薬に抗生剤と利尿剤がない方は、医療機関で症状緩和薬が処方される可能性が高いです。
症状緩和薬は市販薬で購入できます。病院などの診療前に一般市販薬で改善を試すことができます。
医療機関に受診せず、
まずは市販の医薬品で症状改善の様子を見ることをオススメします。
耳鼻咽喉科で出される薬と同じ成分の市販薬『ナリピット錠』
耳鼻咽喉科を受診すると処方される耳鳴りを緩和する薬にストミンA配合錠があります。
実はストミンA配合錠と同じ有効成分が含まれるナリピット錠が市販されています。
耳鳴りは我慢しないで市販の医薬品を上手に使って快適な日常をお過ごしください♪
・創業100年を超える製薬会社原沢製薬工業から販売中の医薬品
・耳鳴り内服薬として発売から60年を超えるロングセラー商品
・効能効果が認められた指定第2類医薬品
薬品の特徴 | ナリピット錠は,気になる耳なり,肩こりを 改善する内服薬です。有効成分ニコチン酸アミド, パパベリン塩酸塩が,血行を改善し, ビタミンB群が加齢とともに衰えた神経の調子を 整え,耳なり,肩こりを改善します。 | 肩こりにも効く |
医薬品分類 | 指定第2類医薬品 | 効能効果が認められた医薬品 |
有効成分 (9錠中) | ニコチン酸アミド180mg、 パパベリン塩酸塩45mg、 カフェイン水和物180mg、 アロエ末18mg、 リボフラビン(ビタミンB2)9mg、 チアミン塩化物塩酸塩(ビタミンB1)90mg、 クロルフェニラミンマレイン酸塩18mg、 アミノ安息香酸エチル270mg | 処方薬のストミンA配合錠と同有効成分 有効成分ニコチン酸アミドとパパベリン塩酸塩が血流促進 有効成分ビタミンB群が聴覚機能(神経)を改善 |
効果・効能 | 耳鳴症,皮膚炎,じんましん,にきび,吹出物,肩こり | 肌荒れも改善します |
用法・用量 | 大人(15歳以上):2〜3錠:3回 | 15歳未満:服用しないこと |
季節の変わり目や寝不足など、再発の耳鳴りにも効きます。
ナリピット錠は家に置いておくと安心です。
すぐに病院に行かないで、まずは街の薬剤師にご相談ください♪
街の薬局ベテラン薬剤師の根拠あるアドバイス♪
耳鼻咽喉科に受診しなくても耳鳴りは改善できる!
効能効果が認められた市販薬ナリピット がおすすめ!