令和4年度改定により4月1日から、リフィル処方箋の受付が始まりました。
リフィル処方箋って何?
リフィル処方箋とは指定された回数・期間内で繰り返し使用できる処方箋のことです
「難しそうだな・・・実際にリフィル処方箋がきてから考えよう」
「事前に勉強しておきたいけど、報酬改定資料は難しい用語の羅列でお手上げ・・・。」
突然処方が来たらどうしよう!怖いなと感じる人も多いです。
しかし、処方は突然来るものです。
自信のない薬剤師さん向けに、受付のオペレーションを7つのポイントにまとめました。
記事を読んで順番に対応していけば、リフィル処方箋を自信をもって受け付けられるようになります。
では、ひとつひとつ解説していきます!
1 処方箋受付の時、処方箋期限・リフィル可のチェック・回数の記載があるか確認
こんにちは〜処方箋はこちらで受け付けます♪
お薬手帳お持ちですか?
ずこ~・・・リフィル可にレ点がある!!
でも、大丈夫!
処方箋の有効期限を確認しましょう。
処方箋の有効期限は1回目は4日以内、
2・3回目は予定日前後7日以内、
それ以外は調剤不可です!
予定日前後7日以内の考え方・・・
7月8日予定日の場合、
予定日を含まない前後7日間の
7月1日から7月15日の間
レセプトに【総回数】【何回目】
【次回来局予定日】を記載する
2 患者様の服薬状況を確認し、問題ありなら調剤せず受診勧奨とDrに情報提供
湿布・新薬・向精神薬・麻薬など日数制限のある薬剤は不可
ビタミン剤など漫然投与の薬剤は疑義照会し記録に残す
対象となるのは、『症状が安定している患者様』
3 投薬後リフィル処方箋の該当欄にレ点と調剤日と次回調剤予定日を書く
30日分渡したら30日後が予定日となる
4 継続的な薬学管理のため次回も同じ薬局がおすすめと話す
再来局を促し、在庫を管理する
次回別薬局希望の際は、患者様の氏名と予定日を次の薬局に情報提供する
(服薬状況や体調変化など相談できるように、なるべく同じ薬局でお薬をもらいましょう!)
5 処方箋裏面に薬局名と薬剤師名押印、処方箋コピーとり、原本は返却(最終回は返却しない)
押印や保管のルールを確認しましょう
1回目 処方箋裏面にさかさ上部に店名印と投薬者の印鑑を押して、1回目と記載
2回目 1回目の押印の下に同様に店名印と投薬者の印鑑を押して、2回目と記載
3回目 通常の処方箋と同様におもて面にそれぞれを押印、処方箋を回収し1~3回目の調剤録とともに保管
同店舗で完結しない場合はコピー処方箋と調剤録を一緒に保管する
コピー処方箋も通常の処方箋と同様3年保管です!
6 次回もみえる場合、予定日7日前に案内TEL、予定日後3日以内に見えていなかったら再度TEL (フォローアップ)
フォローアップ患者様リストを作って電話を忘れないようにしましょう
7 必要に応じて服薬情報や体調変化などDrへ情報提供→服薬情報等提供料や地域連携実績
薬歴に記載すること
・処方箋を返却したこと
・同一薬局で調剤を受けるべきであることを説明したこと
・Drに情報提供を行った場合、その記録
・継続服薬が不適と判断した場合、その記録
・他の薬局で調剤を受けた・受ける場合、薬局間の情報提供内容
リフィル2回目以降、後発品など調剤薬を変更することは可能
まとめ
今回は「リフィル処方箋の受付7つのポイント」について解説しました。
リフィル処方箋がきても泣かないように勉強できましたね。
最後に出てきた「服薬情報等提供料の算定」も重要なのであわせて勉強をお勧めします。
以下の記事では「服薬情報等提供料の算定の3つ」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
【服薬情報等提供料の算定の3つ】
さらに、もう一つ!
服薬フォローの義務!
服薬フォローの義務
令和2年9月より改正薬機法が施行され、「薬剤師が、調剤時に限らず、必要に応じて患者の薬剤の使用状況の把握や服薬指導を行う義務」が法制化しました。
以下の記事では「服薬フォローの義務化!初めてでも悩まない3つのポイント」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
【服薬フォローの義務化!初めてでも悩まない3つのポイント】
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